Movie 43



『ムービー43』鑑賞

ヒュー・ジャックマンケイト・ウィンスレットナオミ・ワッツエマ・ストーンリチャード・ギア、クロエ・モレッツほか豪華オールスターキャストが集いながらも、批評家、観客双方から酷評され、大コケしてしまったオムニバスコメディ。「メリーに首ったけ」「愛しのローズマリー」のピーター・ファレリー監督による「非常識でクレイジーなコメディを作る」という発案にのり、「ラッシュアワー」のブレット・ラトナー、「スーパー!」のジェームズ・ガン、女優のエリザベス・バンクスら12人の監督が、お下劣でおバカな要素が満載の短編をそれぞれ完成させた。

下品、下劣、不快と三拍子。
これが傑作、というほど偽悪ぶれません。


まぁ、酷いオムニバスなんだけど、わからないのは、もとから「大コケ」ということさえもネタとして視野に入れた作品なのか、それとも真面目にヒットを狙ったのか、いまいち判然としないところ。
エンドロール中のメイキング観ると、ヒュー・ジャックマンは、結構楽しそうに演じてるんだよね。
ビッグスターを大量に使って、生理的嫌悪感を催させる作品を見事に作り上げているから、ある意味成功とは言えるのかな。


正直、あまり趣味ではなかったなぁ。
昔はこういうのを楽しんでた頃もあったけど(『ピンクフラミンゴ*1の再映に行ったりねw)、もう枯れちゃったのかなぁ……
まぁ、俳優それぞれは結構ちゃんと演じてるんだよね。エマ・ストーンはやっぱりかわいいし、クロエ・モレッツの困り眉はひじょうにキュート。ジェラルド・バトラーはなんでこんなことやってるの?w


アメコミものとしては、ロビンがお見合いパーティーに行く「Robin's Big Speed Date」は要チェック(?)
「スーパーマンの子孫存続に関する考察」を思い出しましたよ。
クリステン・ベルのスーパーガールは凄い良かったなぁ。『HEROES』の時も思ったけど、彼女、黒目がちでマンガっぽい顔してるんだよね。
ところで、「合コン・アベンジャーズ」という邦題をつけるのはどうなの? 言わんとすることはわかるけどw


あんまりオススメできる映画ではないんだけど、悲しいかな、『ガッチャマン』よりも遥かに映画になってるんだよなぁ……