Zombibi



『ゾンビ・クエスト』鑑賞

会社をクビになったダメ男が、ゾンビから人類を守るため戦うはめになる姿を描いたオランダ製ゾンビコメディ。アムステルダムの高層ビルで働くアジズは、憧れのテスとのデートの約束を取り付けるが、放蕩者の兄モーからの度重なる私用電話が理由で会社をクビになってしまう。怒ったアジズはモーとケンカになって騒ぎを起こし、留置所に入れられてしまう。するとその時、街で爆音が鳴り響き、驚いたアジズらが外に出てみると、街中は緑の液体にまみれたゾンビだらけになっていた。アジズは、ゾンビが巣食うビルの最上階に取り残されたテスを救うため、ショッピングモールで武器を調達し、大量のゾンビに立ち向かう。

ショーン・オブ・ザ・デッド*1と『スコット・ピルグリム*2を足して4で割って、ヘタクソにした感じ。


死体が動くという現象は、ホラーにもギャグにもなる素材で、ゾンビのサブジャンルにコメディが多いのもよくわかる。
ただ、感染方法とか、最低限のことは描いて欲しいんだよね。
この作品では、噛まれたら感染するのはお約束なんだけど、元々は宇宙からの緑色のコケが原因らしい。それならば、わざわざゾンビの体液を緑色にしているんだから、それを浴びてもヤバそうに見えるんだけど、そのへんはお構いなし。
また、この緑の血はオランダのレーティングもあるのかもしれないけど、それによってグロさはまるでなし。
良かったのはボーリングの玉くらいかなぁ。
ゾンビものとしては見るべきものはなし。