Ghost Rider: Spirit of Vengeance



『ゴーストライダー2』鑑賞

ニコラス・ケイジ主演で、マーベル・コミックの人気キャラクターを実写映画化した「ゴーストライダー」(2007)の続編。父親を救うため悪魔と契約し、自らの中に復讐の妖精=ゴーストライダーを宿したジョニー・ブライズは、時折、本人の意思とは関係なくあふれでるゴーストライダーの闇の力を押さえつけることに苦しんでいた。そんなある日、ある僧侶から、最強の悪魔が新しい体として狙っている少年を助けてくれという依頼が舞い込む。「アドレナリン」シリーズのマーク・ネベルダイン&ブライアン・テイラーが監督を務めた。

つまんなかったな〜。95分が恐ろしく長く感じた。
この続編は、誰得?


アベンジャーズ』1stシーズン以降のマーベル作品は、クロスオーバーを期待するようになっちゃってるんだよね。『アメイジングスパイダーマン』ですら、もしや何かほのめかすものが……と思っちゃったもの。
で、『ゴーストライダー2』は当然、エンドクレジット後にアイパッチが出てくることも、そもそも劇中に御大が出てくることもないので、そういう楽しみすらなく、ひたすら退屈な映画。
オカルト系のヒーローがもう一人出てくるとか、そういうサービスがあっても良かった思うんだよなぁ。


ヒーローものには、ヴィランが必要不可欠だと思うんだけど、あのゾンビのなりそこないだけって……
しかも、ボスキャラが……


トルコの平原でのラストバトルも、町中でのCGは面倒だから、何もない一本道を舞台にしたのかなぁ、としか見えない。
マッドマックス2』はマックスの駆るトレーラーを中心に据えて、珍妙な改造車があちこちにいるから様になるんであって、対する、こちらは燃えるバイクと、敵は数台の普通の車だけだから、非常に画面が寂しい。
砕石マシーンを炎化するのが唯一良かったかな。


と、ヒーロー映画としても、続編としても、近年では酷い出来の作品。