The Adjustment Bureau

原作読んだし、口直しに、『アジャストメント』も鑑賞。
フィリップ・K・ディックの短篇「アジャストメント」*1が原作。


海賊よりは退屈しなかったかな。2時間ないし。


前半ディック、後半『ラブやん*2って感じ(笑)


ビル内の調整風景は割と原作通り。個人的には、チャーリーを増毛して欲しかったけど(笑)
原作は、自分の行動は誰かに操作されているのでは? というパラノイア的なネタだけの短篇なんで、それを2時間に水増しするには、ラブとサスペンスですよ。
そんなわけで、後半は調整はどうでも良くなって、ホントにラブやん
調整員たちの上司、トンプソンが出てくるときは、本気でおかっぱのロリっ子が出てくるかと思ってワクワクしちゃいましたよ! そしたら、出てきたのはテレンス・スタンプで、ワクワクを返せ(笑)
ドアの追いかけっこは面白いけど、どうせなら調整員たちはもっと偶然を操って、バタフライ・エフェクトのように波紋を起こして妨害して欲しかった。
結末は、いろんな意味でディックと真逆。


ところで、終盤、ハリーがデヴィッドに帽子を貸して、その後のシーンで帽子を被ってて、またラストの屋上で返してもらうっていうのは、ミス(編集? カットっていうの?)だよね。


パンフの解説は大森望さん。映画のことにあまり触れていないというウルトラC(笑)


今さらだけど、『アフター0*3の「種を撒く男」って「調整員」が元ネタ?