2006年5月号

S-Fマガジン 2006年 05月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2006年 05月号 [雑誌]

今月のSFマガジンは『西島大介タカノ綾特集』


翻訳はないんで、小説は読んでません。


ナガサキ生まれのミュータント』……鼎元亨
第1回日本SF評論賞選考委員特別賞受賞作。
ローダン・シリーズに出てくる奇妙な日本人キャラの名前の命名者は、
長崎の捕虜収容所にいたオランダ人ではないのか? という論文。
ローダン読んだことないんだけど、非常に面白かったです。
論文と言うより、IFものというか、メタSF的な面白さ。
先月号に載った大賞作は読んでません……


「デッド・フューチャーReMix」は、ホーランドの潜水艦つづき。
ホーランド6号の建造って、1998年じゃなくて、1898年じゃないの?


「SF挿絵画家の系譜」は、武部本一郎
美大とか出てるわけじゃないのね。知りませんでした。
ずっと挿絵画家をしていたイメージだったけど、15年に過ぎないそうです。
画集買おうかなぁ。


「サはサイエンスのサ」はムーアの法則、つづき。


「MAGAZINE REVIEW」は〈アシモフ〉誌
"Betting on Eureka"ジェフリー・A・ランディス
"To the East, A Bright Star"ジェイムズ・マキシー
"World of No Return"キャロル・エムシュウィラー
が面白そう。


世界SF情報には、
2月24日に、オクタヴィア・E・バトラーの訃報が。
翻訳は、SFマガジンで何作か。
『80年代SF傑作選(下)』所収の「血をわけた子供」がトリプルクラウン達成。