2010年12月号

S-Fマガジン 2010年 12月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2010年 12月号 [雑誌]

今月の特集は、冲方 丁特集/J・P・ホーガン追悼特集』


実は、ホーガンはほとんど読んでないんだよねぇ。
よりによって『時間泥棒』*1となんか。ディックに続いて、また怒られそうな……


翻訳は、1本。


・「プリンセスに銀の靴を」 ……ジェイムズ・P・ホーガン
コルトというロボットともに、星間船で暮らす少女ターヤ。
成長するに連れて、様々な疑問を持ち始める彼女に、コルトは……、
なんか、中途半端な読後感なんだけど、続き*2が書かれてるのね。
ラストは独裁制が敷かれるのかと思ってしまった(笑)
それにしても、欧米は人を継ぐものはやはり人(か亜種)になっちゃうのね。
その点は『国立博物館物語』*3のラストの方が優れてると思うんだけどなぁ。


SFマガジン・表紙ギャラリー」は2009〜2010年。
楽しみにしていたコーナーも最終回。
SFMのカバーアート集が出れば買うんだけどなぁ。


大森望の新SF観光局」は、続・アンソロジー


堺三保アメリカン・ゴシップ」は、来年以降の新番組の予定
ワンダーウーマン』はどうなんだろうなぁ。


「デッド・フューチャーReMix」は、お休み。


「SF挿絵画家の系譜」は、鈴木義治。
って、お笑いマンガ道場!? かと思ったら、あちらは鈴木義司か(笑)


「サイバーカルチャートレンド」は、文字コード


「サはサイエンスのサ」は、ホモ属の知性。
直立二足歩行と関係があるらしいのだが……
次回が楽しみ。


「センス・オブ・リアリティ」は、
金子隆一は、台風の進路を変える?。
香山リカは、チリの鉱山事故と価値観。。


「MAGAZINE REVIEW」は〈インターゾーン〉誌
"The Unite Syates of America"マリオ・ミロセヴィッチ
"Mannikin"ポール・エヴァンビー
"Candy Moments"アントニー・マン
が面白そうだった。


「[新版]世界SF全集を編む」第4回
ホントに出るのなら、初訳は買ってきたいなぁ。
正直、新訳ってあんまり気にしたことないんだよね。


「惑星思考のブラックユーモア」……巽 孝之
2010年度国際幻想芸術会議基調講演の全文掲載。
刺激的で面白く、SFが読みたくなってきます。 


来月は、テッド・チャン最新中篇訳載!
そろそろ、第2短編集出るか?