ねじとねじ回し

ねじとねじ回し-この千年で最高の発明をめぐる物語

ねじとねじ回し-この千年で最高の発明をめぐる物語

『ねじとねじ回し』ヴィトルト・リプチンスキ(早川書房


『ねじの回転』とか『ねじ式』とはまるで関係なく、
本当にねじとねじ回しの本。


編集者から、ミレニアム最高の道具について、
エッセイを書いてくれと頼まれた著者。
いろいろ考えて末、目に入ったのが……


たかが、ねじと言うなかれ。
ねじがなければ、スチームパンクにつきものの
バベッジ計算機もありえなかった。


ねじとねじ回しに関するエピソードなのに、
これがなかなかドラマチック。
アフター0』者にはおなじみのアンティキシラ機械も詳しく出てくる。
それらのエピソードを重ね、
はたして、ねじの父は誰なのか?


読みやすし、オススメ。