ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

久々に映画を見に行って泣いてしまいました。
いや、お涙頂戴の場面ではなく、
画面そのものの素晴らしさに感動したのは初めてかも。


ロード・オブ・ザ・リング王の帰還』観賞。


トロルが太鼓を叩き、巨大な攻城塔を押してくるシーンで涙し、
カタパルトの応戦で涙し、
ローハンが突撃するシーンで涙し、
象さん軍団に果敢に挑むシーンで涙し、
幽霊軍団が水面を走るシーンで涙し、
エルフとドワーフの友情の確認で落涙す。


これに匹敵するのはロイエンタール→ベルゲングリューン→バイエルラインの3連コンボくらいか(笑)


神話・妖怪の本を読み始めて二十数年。
メタルフィギュアを初めて買ったのが二十年前弱。
まさか、それらが、圧倒的な数で陣形を組み、動く様が見られる日が来ようとは!
かすかでも、ファンタジー魂がある者ならば、それが打ち震えるはず。


のろしが次々に上がるシーンがまたいいんだ。
飛空艇もワープトンネルもないファンタジーの素晴らしさよ。


小説、漫画、アニメ、ゲーム、映画。
あらゆるジャンルを通して、これを越えるファンタジーのビジュアルは当分現れないだろうな。
少なくとも、合戦シーンは、これが基準になってしまうに違いない。


それにしてもレゴラス強すぎ(笑)
和製ファンタジーにおいて、新たなエルフ像を作ることはないかもしれないけど、新たなアーチャー像を造り出したのは間違いない。


映画は3時間30分と近年稀に見る長さ。
でも、ちっとも飽きさせない。
ただ、これは前もって、DVDで予習しておくべきなんだろうな。
それから、同じ3部作でも『スターウォーズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がそれぞれ、一応映画としての体裁を成しているのに対して、こちらは、1本ずつだと映画としてあまり成り立っていない。
公会版なら8時間以上、DVDの完全版なら12時間の一つの作品として見るべきなんだろうね。
それを踏まえて、オスカー獲って欲しいなぁ。
そんなわけで、来年多分3本セットが出るだろうから購入決定。


まぁ、原作至上主義者は意見があるんだろうけど、そういう輩は映画なんか観ないで、頑張って原著でも読んでなさい。
そんなこととは関係なく、ファンタジー魂を持っている人間はぜひ見に行くべし!


ちなみに、すげー混んでた。
最近見に行った中じゃ一番。回転が悪いからだろうけど。


先日買った同人誌より一つトリビア
「ゲイのカミングアウトをしているイアン・マッケランは『ロード・オブ・ザ・リング』のセットで出会った青年と結婚したが、2ヵ月後、彼がニセホモだとわかって離婚した」