300

先行上映で『300』を鑑賞。


ファンタジー映画における合戦シーンのベストは『ロード・オブ・ザ・リング二つの塔』だと思ってるんだけど(格好良すぎて泣きました)、いかんせん、漢臭さが全くないんだよねぇ(トールキンが同性愛者だったという説と関係がありやなしや……)。


で、『300』。
敵は100万のペルシア軍、対するスパルタは300人! 
この時点でアレなんだけど、実際見ると、もう、濃密すぎて滴るほどの漢臭!(笑)
しかも、ペルシア軍は、忍者はいるわ、巨人兵はいるわ、サイやらゾウやら、完全に怪獣軍団。個人的にはちょっとだけ出てきた蟹男がツボ。
最初の方陣を組んで、押し返すシーンで涙腺直撃。CMで愛とか言ってるけど、そんなことはどうでもよろしい。ただひたすら格好いいシーンと漢臭い台詞を堪能しましょう。
スパルタ兵強すぎ! 『LotR』で例えるなら、顔がギムリレゴラスが300人いるような映画(笑) 実写『スパルタ無双』って感じ。


原作と比べると、なかなか甲乙つけがたい。
ヴィジュアル化とアレンジは完璧だと思う。
ただ、台詞は原作の方が長くて格好いいなぁ(原著読んでないけど)
ペルシアの「矢が太陽を覆い尽くすぞ」の台詞に対して、「日陰で戦えるのか、それはありがたい」みたいな答えが、結構短くされていたり。
まぁ、映画だから長台詞はテンポ悪くなっちゃいそうだけど。


もう1回見に行こうかなぁ。


今現在見ると、プロパガンダと取られてもしようがないんだけど、あんまりそう言うことは考えてないでしょう。


ザック・スナイダー監督は『WATCHMEN』を撮るそうだけど、まぁ、さすがにこれは期待はしてません。
あのキャラクターを使って、シナリオは大幅改変、でも原作のテイストはしっかり受け継ぐアレンジをしたのなら、どんなアメコミの映画化でも任していいかも。
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