今月の『SFマガジン』の特集は『彼女たちのセクシュアリティ』。女性作家特集。


個人的にはケリー・エスクリッジの『そしてサロメは踊った』が面白かったかな。
究極的な演技ができる役者には、ジェンダーなど不要……。ホラーっぽいラストがイマイチだけど。


ストーム・コンスタンティンの『白蛇の呪い』は全く面白くなかった。 ただ、超美形の異形の存在てなだけで、なに?
レスタトシリーズもこんな具合なら、絶対読まんね。『夜明けのヴァンパイア』は面白かったけど。


『ビーナスの目覚め』はティプトリーの『愛はさだめ、さだめは死』のちょっと雰囲気が似てたかも。


キャロル・エムシュウィラーはとっくの過去の作家かと思っていたら、90年代に入って、なお盛ん、とのこと。
海ばかりの世界で平和に暮らす種族の女と、そこに落とされた毛むくじゃらの種族の男の物語。
地母神的イメージの作品。最後の方うつらうつらしながら読んだら、なんだかわけが分からなくなった。


あとはジョアンナ・ラスのエッセイ。
かなり面白かった。やおいは40年前から基本的には変わってないのね。真面目に、この辺は調べるべきなのかも。


それと、水玉螢之丞の連載が再開……と思いきや、新連載。字が多ひ……