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ネタバレあり。


会社の人に『ハンニバル』を貸してもらったので鑑賞。


率直な感想は、あんまり面白くなかった。
なんかメリハリがなんだよね。
レクターを狙う人間がたくさん出てくんだけど、２時間じゃ全体的に薄まってる。
クラリスがジョディじゃなくなっちゃったから、同姓同名の別人みたい。
ジョディを意識しているから、よけいに別人に見える。
前作のレクター博士が、独房の中から外の世界を睥睨しているような印象がまるでない。ただの猟奇な人って感じ。


残酷シーンが最近のメジャー映画にしてはきついのがせめてもの救い（笑）
……と言いたいところだけど、内臓飛び散らして首吊りするシーンは日本人観光客が「なにあれ？」と言うカットのために台無し。
リドリー・スコットが日本人出すのが好きなのは分かったから、もういいって（笑）


話題のラスト、レイ・リオッタの脳味噌ぱっかりは、危うく笑っちゃう所だった。
ありゃ、ギャグか？
まー、『サイコ』とか『銃夢』でさんざん見慣れた脳味噌もろ出しシーンも映像で見ると新鮮だけどね。
「クラリスに謝れ」と言われて、頭を下げた勢いで脳味噌がスープ皿に落ちるのを期待してたんだけど、何も起きなかった。
多分、劇場に見に行ってたら、あまりのたるさにぶつぶつ言いながら、ラストの脳味噌で笑ってたね。


『3』では（『レッド・ドラゴン』は無視）、レクター博士がライダーマンみたいな義手になって大活躍！　と見た。