THE LIVES OF CHRISTOPHER CHANT

『クリストファーの魔法の旅』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ徳間書店)読了。


クレストマンシーシリーズの第2巻。
クレストマンシー、クリストファー・チャントの少年時代の物語。
彼の癖や弱点の理由がここで明かされる。


インディ・ジョーンズ最後の聖戦』みたいなもの。
というわけで、これも原著では本当は第4巻。
原著どおりの刊行順の方がよかったんじゃないかなー。
その方が、ああ、なるほど、となると思うんだけどね。


誰も自分を分かってくれず、自分は惨めな状況にいると思っている少年の、周囲との相互理解への物語といったところかな。
その辺が前巻よりも、児童書っぽいかも。
個人的には1巻の方が好き。


お父さんが日本にいるってのは、別に作者のサービスじゃないよな?(笑)
この、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品は、間違いなくファンタジーに分類できるんだけど、なんか、SFな下味がついてんだよね。
平行世界の構造とかが。あれ? 平行世界って、平行? 並行?
早く続きが読みたい!
『魔女集会通り26番地』は持ってるけど、やはり、新版を待ちますか。