ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

ご存知の通り近年のツール・ド・フランスの主人公、アームストロングの自伝。
え? ご存知じゃないって?
仕方ないな。


アームストロングは若きトップ自転車選手だったが、脳と肺に転移した睾丸癌になってしまう。
化学療法によって命は助かるが、もうカムバックは無理だと囁かれる。
しかし! 見事1999年度のツールで優勝し、さらに去年も二冠を達成する。
それまではアメリカでも自転車競技はマイナーな存在だったけど、
これによって一躍アメリカの英雄となる。


……まー、こんなところ。
この本はその子供時代、療養時代、そしてカムバックまでが書かれている。
もー、宣告されたとこで泣き、アルジェンティンのゴール前のエピソードで泣き、フォビオが死んだところで泣き、
自分を捨てたフェスティナへの台詞で泣き、最後の優勝で泣く。
チッポリーニがステージ優勝四連覇のところの書き方はちょっと笑ったけど。
とにかく、ツール好きは読め! 読んでるか。


他にもツール関連の本が欲しくなってきたな。見かけた方はご一報を。