エロマンガノゲンバ

エロマンガノゲンバ

エロマンガノゲンバ

エロマンガノゲンバ』稀見理都〈三才ブックス

C87(2014年冬コミ)で絶賛された伝説の同人誌『エロマンガノゲンバ Vol.10』。4本の新規インタビューを加え、ついに商業出版化! 28人のマンガ家と1人のハガキ職人に、各々が歩んだ“血と汗と涙と汁のエロマンガ道"をとことん訊き出す!

記憶の蓋をカリカリ指先で引っかかれて、「あ〜あ〜ッ!」って感じw


あの頃読んでいた、あの人は今はこんなことしてるんだ、とか、姿を見なかったのはそういうわけだったのか、とホントに色々感慨深い。


個人的には、有馬◯太郎のインタビューが、彼のデビュー前から歩んできた道がことごとく読んでいた誌名で舗装されていて笑っちゃう。憧れのゲゲボツアーですよ! ここでまさかの柴野拓美先生登場!


1冊通して、ほぼ全員が言っているのは、「昔はエロさえあれば、何を描いても良かった」ということ。物凄い好きだった幻超二や、今も好きな平野耕太は、当時からエロくないなぁ、と思ってましたよw 今の誌面では二人のような個性はデビューしにくいかもね。


出版社に余裕がなく、外れにくいフォーマットの沿った作品というのは、決してエロ漫画だけに限った話じゃないよね。
タイトルどおりエロ漫画家のインタビュー集なんだけど、この20年の流れは出版業界に共通していて、成年誌に興味なくても、漫画好きなら読んで損なし。