Constantine



『コンスタンティン』鑑賞



主人公は黒魔術の達人である悪魔祓い師ジョン・コンスタンティン。地獄に落ちる宿命を背負った呪われた魂を持つ彼は、ある悲劇的な出来事を機に悪魔祓いから手を引いていたが、恩人の娘を助けるために再び引き戻され、力を強めている暗黒の勢力から罪のない人々を守ろうと再び立ち上がる。善と悪の瀬戸際で、コンスタンティンは世界中で人々を脅かす恐怖の超常現象を探し出し、その原因となる悪魔をいるべき場所に送り返していく…。救いを求める彼の魂の行く末に希望が見えるのか…!?
ジョン・コンスタンティンを演じるのは『クリミナル・マインド5 FBI行動分析課』でも活躍する英国俳優マット・ライアン。コンスタンティンとコンビを組むヒロイン、ゼット役には、メキシコでキャリアをスタートさせた期待の女優アンジェリカ・セラヤが抜擢された。また、コンスタンティン守護天使マニー役を『LOST』や『マトリックス』シリーズのハロルド・ペリニューが演じている。
製作総指揮と脚本は『メンタリスト』『デクスター〜警察官は殺人鬼〜』など人気ドラマを手掛けるダニエル・セローンと、『ダークナイト』シリーズ、『マン・オブ・スティール』などDCコミックの映画化作品を担当してきたデヴィッド・S・ゴイヤーが務めている。

2005年にキアヌ・リーブス主演で映画化*1もされた、DCコミックのオカルト系ヒーローのドラマ版。


好調なDCドラマの中にあって、全13話、という不吉な話数wからも察せられるように打ち切り。


ヤサグレ感があって、キアヌ・リーブスよりは、良かったんだけどなぁ。


トレードマークのタバコは、TVドラマということもあってかほとんど出てこないんだけど、後半(打ち切りが決まったから?)はけっこう喫煙シーンがあり、最終回はくわえっぱなし。
喫煙シーン問題はわかるけど、キャラ付けとしたは、やっぱタバコは必要だよね。


第一話でDr.フェイトの兜が出てきて、後々には、DCオカルトヒーローーユニバース化を狙っていたのかなぁ、と推測できるんだけど、いかんせん、アメコミ的くすぐりが少なすぎ。

毎回出てくるオカルトアイテムにその辺を混ぜていけばよかったのに。


少なくとも、『アロー』S1*2の前半よりは面白かったと思うんだけど、特筆すべきところもない、普通のオカルト探偵ものというのがネックだったのかなぁ。
なぜか不死身の相棒チャズやかつての仲間だった大学教授、ライバルのブードゥー司祭パパ・ミッドナイトとか、脇役はよかったんだよなぁ。


打ち切りになったから、放映局を超えて『アロー』S4にゲスト出演するということで、正直、義務的に見ていたんだけど、ラスト2、3話はかなり面白かった。
特に、サイコパスが想像で作り上げた異次元のエピソードは『トワイライトゾーン』みたいで傑作。
天使のマニーが人間になっちゃうエピソードもよかった。


最終回は、特にまとめるようなこともなく、タバコ吸いまくって終了。
かつてコンスタンティンが助けられなかった少女の償いはできるのか、悪の勢力はどうなるのか、ゼッドの家族は何者なのか、全然解決しません。
唯一、チャズが不死身の理由だけは明かされる。


DCドラマを制覇する! という人以外はオススメしない。