ガールズ&パンツァー 劇場版



『ガールズ&パンツァー 劇場版』鑑賞


2012〜13年にかけてテレビ放送され、14年には新作OVAも劇場上映された「ガールズ&パンツァー」の完全新作劇場版。戦車を用いた武芸「戦車道」が大和撫子のたしなみとされる世界を舞台に、戦車道に打ち込む女子高生たちの成長や友情を描いた人気アニメで、テレビシリーズで戦車道の全国大会を戦い抜いた、西住みほを中心とした県立大洗女子学園のその後の物語が描かれる。第63回戦車道全国大会で優勝を飾った大洗女子学園。平穏な日常が戻ってきたと思っていたある日、大洗でエキシビジョンマッチが開催されることになる。いまやすっかり町の人気者になった大洗女子戦車道チームには熱い視線が注がれるが……。監督の水島努、脚本の吉田玲子、キャラクター原案の島田フミカネらこれまででおなじみのスタッフが集う。

あまりに周りがうるさいのでw、女の子が戦車に乗る、という情報意外全く知らない状態で鑑賞。


近所の4DXはまだ行ってなかったので、そこで鑑賞。
キャタピラなんで、マッサージ機か!! というくらい常に振動。土煙やら水しぶきやら、いやぁ、いまだかつてないほど4DXのギミックを堪能しましたよ。
やっぱ、乗り物映画との親和性は高いよなぁ。


日本の海沿いの田舎町、遊園地跡、と普通の戦争映画ではありえない場所での戦車戦は、アニメだから許されるリアリティ。
その設定をさらに推し進めた戦車戦ギミックは、「こういう戦車戦見られたら面白いだろうなぁ」という満足できる練度の高さ。
観覧車とかジェットコースターとか、純粋に面白いもん。
これを実写でやって、失笑される結果になったのが『特攻野郎Aチーム THE MOVIE*1の戦車のシーン。俺は好きだけどねw


一方で、TV版を全く見たことないんで、ドラマ部分は正直かったるい。
まぁ、その部分はさほど大きなウェイトを占めていないので、アトラクション映画として、初見でも楽しめるようにはできている。


ただ、学園艦や戦車道など、物語の根幹を形作る突飛な設定がしっかり構築されている反面、競技のレギュレーションや転校のシステムなどがアバウトすぎて、見てる最中ずっと気になった。プロスポーツとして世界大会誘致を前提にしてるなら、直前のルール変更とか問題になりそうだよなぁ。一時転校も、文科省が黒幕なら握り潰せよ! 
ありえない戦車戦が、「ありえない」と気にならないほどよく出来ていたんで、他の部分も上手い嘘ついて欲しかったなぁ。


でも、まぁ、楽しい作品なのは間違いないんで、初めての人にもオススメ。


イタリアの戦車はちっちゃいなぁ…w