The Raid 2: Berandal



『ザ・レイド GOKUDO』鑑賞


インドネシア発のバイオレンスアクションとして話題となった「ザ・レイド」の続編で、今作では、警察と政界支配を目論むアジアンマフィア、そして勢力拡大を狙う日本のヤクザの三つ巴の戦いを描く。上層部の命令を受け、潜入捜査官として生きることになった新人警官のラマは、名前を偽り、マフィアのボスの息子ウチョの信頼を得て組織の一員になる。しかし、父親に反発するウチョが組織内で成り上ろうと企てた陰謀により、ラマは対立する日本人ヤクザとの抗争や果てしない戦いに巻き込まれていく。監督は前作に引き続き、イギリス出身でアジアを拠点とするギャレス・エバンス。松田龍平遠藤憲一北村一輝らが日本人ヤクザとして出演。

前作*1が異常に面白かっただけに、その期待値はMAX!


……なんで、続編、作ったん?


前作はストーリーらしいストーリーがなく、ただひたすら戦ってるだけ。しかし、とにかく敵を戦闘不能にすることが大一目的である戦場格闘技が新鮮かつ面白かったので、それだけでお腹いっぱいになれた。
ところが、今作は、アクションとアクションの間が異常に長いため、前作の良さが限りなく薄まっている。
また、潜入捜査とマフィア同士の陰謀というコンゲーム要素が猛烈につまらないため激しく退屈で、満腹どころか、とっとと終わってくれないかなぁ、と憎さ百倍。


格闘シーンは迫力あるものの、前作の何でもあり感がないんだよなぁ。関節決めながら銃で撃っちゃうのが好きだったのに。


カナヅチ女と金属バット男、という面白殺し屋が出てくるから、日本のヤクザ側からも居合抜きの達人とか出てくれるのかと思ったら、そもそもヤクザが出てくる必要性もないし。
はじめの方から、ヤクザとの三すくみで一触即発、という方が前作に近い雰囲気になったと思うんだけどなぁ。


マッドドッグさんがかなりいい人、というのがわかったのが収穫くらいw


帰って『ブラック・ラグーン*2を再読したのは言うまでもない。