The Bay



『ザ・ベイ』鑑賞


レインマン」のバリー・レビンソン監督が、「パラノーマル・アクティビティ」の製作チームとタッグを組んで描いた感染パニックスリラー。メリーランド州チェサピーク湾の海辺の町クラリッジ。ある日、2人の生物学者が湾の海水に高濃度の毒性があるのを発見し、市長に警告する。しかしパニックや風評被害を恐れた市長はそれを無視してしまう。そして7月4日の独立記念日。町がお祭りムードに沸くなか、チェサピーク湾に疫病が発生。人々は突然変異した寄生虫によって次々と肉体をむしばまれ、町は地獄絵図と化す。出演は「アルゴ」のクリストファー・デナム、「キャビン」のクリステン・コノリー

まさに、粗製乱造、という言葉がピッタリのファウンド・フッテージ(モキュメンタリー)映画。10本中11本くらい見る必要がないんだけどw、たまーにアタリがあるんだよね。
今作はその一つに数えてもいいんじゃないかな。
監督は、『レインマン*1バリー・レビンソンで、ちゃん素養のある人が撮れば、どんな映画でもしっかりしたものになることがよく分かる。


ホームビデオ系モキュメンタリーはどうしても無理があるんだよね。怪獣を録画してるなら暇あるなら逃げろよ! って。
しかし、この作品は、スマホ、TV、防犯カメラなど、様々なメディアによって撮影された素材を、『9.11〜アメリカを変えた102分〜』的(時系列ではないけど)に編集しているため、異常事態がしっかり映っていながら、不自然さが薄い。それでいながらちゃんとグロ描写もサービスしてるしw
『ワールド・ウォー・Z』*2もこういう感じで撮ってくれればよかったのに……


これが本当に流出したもので、フィクションではない、ということを否定するのが難しいのも上手い。