Penthouse North



『ブラインド・フィアー』鑑賞

ニューヨークのペントハウスを舞台に目が不自由な女性を襲う恐怖を描いたサスペンススリラー。アフガニスタンの戦場で失明してしまった報道写真家のサラが暮らすニューヨークのペントハウスに、教養はあるが残忍な性格のホランダーと、拷問を得意とするチャドという2人の犯罪者が押し掛ける。2人はペントハウスに隠されているという盗まれた財宝を探しており、財宝を盗んだサラの恋人を血祭にあげる。サラは2人の男を相手に、盲目の女性ならではの発想で反撃を開始するが……。主人公サラに「M:i:III」「ミッション:8ミニッツ」のミシェル・モナハン。サラと対峙するホランダーに「バットマン」のマイケル・キートン、チャドにドラマ「リベンジ」のバリー・スローン。

退屈……


85分と短めの作品なんだけど、かなり長く感じてしまった。
この作品の根幹であるアイデアが、物語的にはほとんど意味をなしてないのが原因。
主人公の盲目が、単にサスペンスの一要素でしかないんだよね。それも、死体と犯人がすぐ横にいることに気づかない初めの方のシークエンスだけだし。観客には悪者が何をしようとしているのか見えてるから、さほどサスペンスは感じない。
目が見えないからこそのアドバンテージで反撃するのかと思いきや、それも甚だ薄い。もしくは、戦場での経験とかさ。


ミシェル・モナハンは好きなんだけどね。