The Counselor



『悪の法則』鑑賞

米カリフォルニアを舞台に欲望にまみれたセレブリティたちが危険な罠に落ちていく姿を、巨匠リドリー・スコットのメガホンで描いたサスペンス。脚本を「ノーカントリー」で知られるピュリッツァー賞作家のコーマック・マッカーシーが書き下ろしたオリジナル作品。若くハンサムで有能な弁護士(カウンセラー)が、美しいフィアンセとの輝かしい未来のため、出来心から裏社会のビジネスに手を染める。そのことをきっかけに周囲のセレブたちにも危険な事態が及び、虚飾に満ちた彼らの日常が揺るがされていく。主人公の弁護士にマイケル・ファスベンダーほか、ペネロペ・クルスキャメロン・ディアスハビエル・バルデムブラッド・ピットが出演。

「カウンセラァ〜」(ハビエル・バルデムの真似)


予告だと、誰が黒幕だ!?的な陰謀劇みたいに紹介されていているけど、騙し騙されはないし、黒幕も最初から紹介されているようなもので驚きはない。
やはり『ノーカントリー*1のような、災害時にそこにいたのが運命、というほかない、避けられない絶望と死を描いている。
命は軽く、死が溢れ、誰も気にすることなく人が消えていくメキシコの様子は『2666』*2に通じるものがあり、マッカーシーの乾いた視線をさらに補強する。


マイケル・ファスベンダーはホントにダメな人が似合うなぁ。
彼が受け取るDVDの中身は、ブルーレイ特典に付いてきますか?(鬼畜)


ひとり語りが始まり、そろそろ終わりかな、と気を抜いた瞬間にエンドロールが始まるのも『ノーカントリー』同様w 経験者なので、今回は見逃すこともなし。