Violet & Daisy



『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』鑑賞

「つぐない」「ハンナ」のシアーシャ・ローナンと「旅するジーンズと16歳の夏」「シン・シティ」のアレクシス・ブレーデルが、ティーンエイジャーの殺し屋に扮したアクションドラマ。ニューヨークでお手軽な仕事だけを請け負う殺し屋のバイオレットとデイジーは、あこがれの新作ドレス欲しさに、ある仕事を引き受ける。それは、自ら電話をかけ殺してほしいと頼んできた男を殺すだけの、ごく簡単な仕事のはずだった。しかし、男は別の殺し屋にも狙われており、2人は思わぬ事態に巻き込まれていく。「プレシャス」でアカデミー脚本賞を受賞したジェフリー・フレッチャーが、オリジナル脚本で初監督を務めた。

思ってた映画と全く違ったなぁ。


なんというか、小学生の女の子が自由帳に書いてる自作マンガを見てるみたいw
内容も、演技も妙にフワフワしていて、主人公たちに生活感がない。女の子二人組から連想されるレズっ気は感じられず、かと言って男を連れ込んでる感じもない。
それが味わいにつながっていると言えなくもなく、妙に浮世離れした会話と行動は嫌ではない。ある意味脱力系かなぁ。
ポスターではキャンディなめてるけど、むしろ綿あめという食感。


主演のシアーシャ・ローナンは、『ビザンチウム』に続いて、純真無垢なキャラクター。今後どうなっていくかわからないけど、こういう役柄にはよくハマる。
ジェームズ・ガンドルフィーニは味わい深いおっちゃんなんだけど、今年急死したそうで残念。