Babycall



『チャイルドコール 呼声』鑑賞

「ミレニアム」3部作、「プロメテウス」のノオミ・ラパスが主演するノルウェー製サイコスリラー。夫の暴力や虐待から逃れ、8歳の息子アンダースとともに郊外のアパートに引越してきたアンナは、就寝中の安全確保のため、息子の部屋に「チャイルドコール」と呼ばれる監視用音声モニターを取り付ける。しかし、ある晩、チャイルドコールから謎の悲鳴が聞こえ、アンナは他の部屋の子どもの悲鳴が混線して聞こえたのではと疑いを抱く。さらに、アンダースの通う学校に夫が現れたという話が耳に届き、アンナの不安は日に日に募っていく。

『○○○○○○○』みたい、と書いた時点で壮大なネタバレ。いや、伏字で書いたところで想像付いちゃうか。取り敢えず、何を書いてもネタバレ。


ただ、そういう映画として面白いかというと微妙。
色彩設計もちゃんとしてるし、ノオミ・ラパスの神経質かつ人付き合いが苦手な不安定な様子の演技もいいんだけど、その真相だと、それまでの映像や言動がフェアじゃないような気がして、どうにも引っかかる。
それなら、どちらとでも取れる演出を期待したいよなぁ。
改めて、『○○○○○○○』の監督は巧みだったわ。