Dredd



『ジャッジ・ドレッド』鑑賞

イギリスの人気コミックをシルベスター・スタローン主演で映画化したSFアクション「ジャッジ・ドレッド」(1995)のリメイク。国家も政府も亡くなった荒廃した未来。唯一存在する都市メガシティ・ワンでは、刑執行の権限を与えられた集団「ジャッジ」が正義と秩序を守っていた。ジャッジのナンバーワンとして知られるドレッドは、新人ジャッジのアンダーソンを連れ、ギャング一味が支配する200階建ての高層ビルに乗り込む。ギャングのボス・ママは、ビルの全住人にジャッジ抹殺命令を下し、ドレッドとアンダーソンは多勢に無勢の壮絶な戦いへと突入し、絶体絶命の危機に陥る。主演は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのカール・アーバン、監督は「バンテージ・ポイント」のピート・トラビス。

スタローン版*1の悪夢が振り払えない人も多いと思うけど、これは結構なアタリ。


外道に人権はねぇ! 問答無用で殺す!
『ハイ−ライズ』*2を舞台に、ドーベルマン刑事が撃ちまくるような映画。
余計な説明も(ストーリーも)なく、ただただ、最初から最後までメガストラクチャーの中で悪党を殺すだけなんだけど、この作品においてはそれだけでいいんだよね。
最近のアクションにつきもののスローモーション演出も、この映画においては必然性があって、なかなかいい。酷い処刑法だけど。


残念なのは『レイド』*3を先に見ちゃってること。あちらに比べて、遥かに巨大なビルが舞台なんだけど、その分、敵の数は少なく感じてしまう。残弾数とか気にしなくていいから、もっと敵の数は過剰にして欲しかった。
あと、ジャッジさんがみんな同じ格好なんで、見分けつかないのが玉に瑕。
スタローンがメットを取りたかった気持ちもよく分かる(笑)