Serbuan maut

『ザ・レイド』鑑賞



麻薬王が支配する殺し屋ビルに突入したSWATの死闘を描く! って、それ以外にストーリーはございません! 開始30分くらいでSWATはほぼ全滅し、あとは、ひたすら、撃つ、刺す、殴る、蹴る、のみ!


ストーリーどころか、主人公のプロフィールさえ、出産が近い嫁がいるくらいしか語られず、なんで超人的に強いのかも全くわからない。そもそも、名前もほとんど出てこない。


でも、それでいいんだよね。
延々と観ていたいと思わせる格闘シーンがあるだけで、アクション映画として成功でしょう。正直、主人公の因縁(多少ある)とか余計だと思ったもの。


主人公が使うのは、シラットという武術。殺傷力を高めた「軍隊式シラット」は各国の法機関で採用されているとか。
格闘技というか、戦闘術といった感じ。ハリウッドアクションやカンフー映画のスタイリッシュさやリズム感とは正反対の泥臭さ。。
素手ゴロの美学も薄く、武器があれば躊躇なく使用する。ナイフの使い方が非常に良く、とりあえず刺してから、怯んでいるところで急所を攻撃したり、数カ所を刺したり。また、関節決めながら拳銃射つとか、割れた蛍光灯とか。
相手を殺したり、気絶させるのではなく、戦闘不能にするのが目的なので、やたらに角っこに腰とか背骨を叩きつけ、やたらに痛々しい(笑)


オススメ!


ハリウッドリメイクだそうだけど、どうだろうなぁ〜