The Woman

『ザ・ウーマン』鑑賞



ジャック・ケッチャムの同名小説*1の映画化。
思ってた以上に、小説=映画の関係で、原作やノベライズではなく、シナリオに近いのかも。共著に監督の名前があるし、内容もアレンジなく一緒。
また『オフシーズン』*2、『襲撃者の夜*3を知らないと、結局ウーマンは何者で、何が目的? となりかねず、その辺のフォローがないのも、映画として独立してない。


ケッチャム作品では珍しく、勧善懲悪(?)の物語で、映画ではウーマンの素性が紹介されていないだけに、ダークヒーロー感が非常に強い。
一見、普通の家族に見えるが、突如現れたマロウドによって、その狂った本性が暴かれ、最後は大魔神カタルシスで破壊する、という映画にしか見えない。
彼女、食人族だよ?(笑)
まぁ、ラストはウーマンが強すぎて笑える。特に貫手の一撃。


個人的には、長女が母親を見捨てる理由は語らせたほうが親切だったと思う。