DEADHEADS

『ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春』鑑賞





ショーン・オブ・ザ・デッド*1や『タッカーとデイル』*2に連なる、ホラー映画のお約束をネタに転化したコメディ映画。
ちゃんと知能も人格も有したゾンビということで、『ぼくのゾンビ・ライフ』*3の映画化、と銘打たれていても不自然でないかも。


正直、予想以上の作品ではないんだけど、期待通りに笑わせてくれる作品であることは間違いない。
恋人に会えるのか、なんで死んだのか、ゾンビハンターから逃げられるのか、と推進力になるものがいくつもあり、かつちゃんとそれらが機能しているから、最後までダレることがない。
脇役のキャラクター付けも上手いし。


ただ、ロードムービーという形になっちゃってるからもあるんだけど、生きた人間との交流がないから、彼らからのツッコミが少ないんだよね。具合が悪い以上に見えるんだけど、あまり気にしないしないし。かなり臭うと思うんだけどなぁ。
また、死んでも動いている、ということ以外、主人公は普通の人間と同じ、というのも残念。ゾンビならではの笑いどころももっと入れて欲しかった。


ラストはあれでいいのか?(笑)