2011年7月号

ミステリマガジン 2011年 07月号 [雑誌]

ミステリマガジン 2011年 07月号 [雑誌]

今月は、例年よりひと月早い『〈幻想と怪奇〉ゲゲゲのミステリ』


特集短篇は4本。
・「おなじみの悪魔」……ヘンリイ・カットナー
 男の前に現れた悪魔。
 どんなことでも叶えるから、契約してくれという。
 魂を取る素振りもなく、その理由は?
 クトゥルーもの?


・「事前通告」……リチャード・マシスン
 突然、UFOが現れ、青ざめるSF作家。
 彼は何年も前から、面白半分に極秘ファイルを書いていたのだが、
 今おきている事実が、そのファイルどおりなのだ。
 これはオチが好みだなぁ。


・「魔法の店」……H・G・ウエルズ
 再録。
 息子と不思議な店に入った男。
 そこの店主は、魔法にしか見えない手品で息子を魅了する。
 これだったかなぁ……ウェルズ辺りで、「丸い輪の世界」*1と印象が似てる短篇があったような……
 共通点は、振り向いたら、入口が消えてるだけか?


・「漂流船」……ウィリアム・ホープ・ホジスン
 再録。
 漂流船を見つけた船乗り。
 その中は、信じられないほどのカビで覆われていた。
 ホジスンの海ホラーは怖いよなぁ。海のヌルヌル感が、そのまま文字になってる。
 毎年短篇集読もうと思うんだけど、いつも行方不明に……