The Green Hornet

『グリーン・ホーネット』鑑賞


う〜ん、何から書こうかな。
つまらなくはなかったけど、オススメとも言えない。
オリジナルは知識としてしか知らないし、最初から期待してなかったのでダメージはないんだけど、なんというか微妙な出来。


リードが正義を目指す理由がイマイチ強くないし(というかよくわからない)、そもそも、彼のキャラクターに最後まで魅力を感じられないし、カトーも思いの外バカなんだよなぁ。ブラック・ビューティー号はカッコイイんだけど。
また、描写がリアルとコミック的のどっちつかずで、コミカルな割には人の死に方が結構酷いのが気になった。
敵のチュドノフスキーを演じたクリストフ・ヴァルツは、パッと見普通のおっさんなんだけど、目付き佇まいに狂気を宿していて、相変わらずよかったかな。


ミシェル・ゴンドリー表現*1を期待したんだけど、かなり控えめで残念。車が何列も伸びたりする表現は最初だけなんだよなぁ。ゴンドリーは、平面の繰り返しによって時間と空間の奥行きを表現する作家だから、もしかしたら3Dとは食いあわせ悪いのかも。というわけで、3Dの意味もあまり感じられず。
3D映画にしばしば見られる、エンドロールが一番良かったパターン(笑)