2010年8月号
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: 雑誌
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たとえ、誰が訳者かを意識していなくても、翻訳リストを見れば、どれだけお世話になっていたのかがわかるというもの。
本当にお疲れ様でした。
翻訳は、採録5本。
・「信号手」……キース・ロバーツ
『パヴァーヌ』*1の一篇であり、何度か読んでるんだけど、やはりいいなぁ。
改変ものの情景として、どこまでも続く信号塔ネットワークは最高の美しさ。
異質でありながら、ノスタルジック。
『雑想ノート』*2の高射砲塔の町に食感が近いかも。
・「田園の女王」……R・A・ラファティ
これは、じいちゃんが電車に投資していたら、クルマ社会になってたとか?
・「ドローデの方程式」……リチャード・グラント
正直、よくわからなかっただけど、うたた寝して、ちゃんと起きて受け答えしている夢を見ているような読書感。
・「このあらしの瞬間」……ロジャー・ゼラズニイ
恥ずかしながら、ゼラズニイはあんまり読んでないんだけど、カッコいいなぁ。
アメリカン・ニュー・ウェーヴの定義は知らないけど、このスタイリッシュさは他のも読みたくなったなぁ。
・「自転車の修繕」……ジェローム・K・ジェローム
どうという話ではないんだけど、楽しい傑作。
『ボートの三人男』*3も行ってみようかなぁ。
「SFマガジン・表紙ギャラリー」は92〜99年。
松葉口忠雄と小阪淳。
小阪淳は6年も描いてたのね。
「大森望の新SF観光局」は、アンソロジー。
浅倉久志追悼アンソロジーは期待だなぁ。
「堺三保のアメリカン・ゴシップ」は、SFドラマ
「デッド・フューチャーReMix」は、お休み
「SF挿絵画家の系譜」は、野田弘志
「サイバーカルチャートレンド」は、電池。
ipadは本と言うには重いんだよなぁ。
「サはサイエンスのサ」は、ニセ科学。
この立ち位置を目指したいけど、難しいよなぁ。
「センス・オブ・リアリティ」は、
金子隆一は、UMAいいよね!(笑)
香山リカは、テクノ不安症
「人間廃業宣言」の映画紹介より、『2012』パニックが面白い(笑)
「MAGAZINE REVIEW」は〈インターゾーン〉誌
"Flying in the Face of God"ニナ・アレン
が面白そうだった。
来月は、東京SF化計画