THE BOX

運命のボタン』鑑賞。


リチャード・マシスンの短編小説*1の映画化。
あんまり見に行くつもりもなかったんだけど、本をいただいちゃったし、何より、あのシンプルで、短い話をどう映画にしているのか気になったので行ってきた。


……変な映画だったなぁ。
シャッターアイランド』とは違う意味で感想書きにくい。
ちょっとネタバレになっちゃうけど、始まり方は同じものの、原作とは違うラストだよ、と初めの方で明示されます。ボタンを押してからがなんというか、怒涛の展開というか、全くの別物。
なんか全体的にとらえどころがないんだよなぁ。舞台は70年代で、BGMも当時のサスペンスを意識しているのはわかるけど、製作者の狙いがよくわからん。
究極の選択ものであることは間違いないんだけど、それに必要な理詰めはなくて、モヤモヤしている。主人公たちに謎の助言をする人々が現れるけど、ホントになんの意味があったのか謎。最初の選択をした時点で、もう助かる道はないんじゃないの? 設定も、演出も、画面も不可解だらけ。
見逃しているのか、誤読してるのかなぁ。