LOST GIRLS

発送が延び延びになって、このまま来ないんじゃないかと思っていた『LOST GIRLS』がいきなり到着!


以前出たものは3分冊だったらしいけど、今回のは合本版。
でかい、重い、厚いの三重苦。

保養所で出会ったアリス、ドロシー、ウェンディという三人の女性。
彼女たちはすぐさま意気投合し、妄想と現実が融合した、少女時代の奔放な性的冒険を語り始める……

英語はさっぱりなので、絵柄から内容をメタ推理。深い所(浅い所も)は読めてないので表面的にざらっと。
不思議の国の乱痴気騒ぎも、竜巻に飛ばされるのも、窓から空に昇っていくのも、「イッちゃう〜!」のメタファーなわけで(笑)
彼女たちの冒険の真相が色々面白く、特にアリスが飛んでて、ジャバウォッキーが『メガテン』のマーラ様に!(笑)
『リーグ・オブ〜』みたいに、出てくるキャラは全部当時に関係あるような気もするんだけど、そこはわからず。それよりも、当時の画家の作風を模写したエロパロが見事。エゴン・シーレミュシャ、ビアズレー……。また三人の物語もそれぞれ絵柄を変えている。


アダルトオンリーとはいえ、日本の成人漫画に比べれば全然だし、むしろエロティックアート、艶笑譚といった趣なんだけど、翻訳を出すのは色々と面倒そうだなぁ。サイズ的には『FROM HELL』よりでかいし。
数年前に出るって噂(デマ?)はあったけど。
ホントにどっか出してくれないかしら。