The Curious Case of Benjamin Button

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を鑑賞


老人で生まれ、若返っていく男の人生の物語。
原作はフィッツジェラルドの短篇。
雰囲気はフォレスト・ガンプに似てるかも。


ステロタイプ的な平凡な人生を送っている人間なんてこの世にいるのだろうか? と言う個人的な人生の疑問に見事に沿ってくれた作品。
主人公のベンジャミンは出生こそは不思議だけど、その人生はさほど数奇ではない。むしろ、彼の周りの「普通」の人々の方が面白エピソードにあふれている。落雷おじさんはかなりツボ。どんな人間にも、その人唯一の人生があるんだよね。


ブラッド・ピットは、演技をしてるんだかしてないんだかわからないけど、そのまさに何やってもブラッド・ピットにしか見えない、という個性が、どんどん若返っていきながらも自然体なベンジャミン・バトンと言うキャラに見事にマッチ。


派手さもないし、3時間弱の長篇だけど、まるで飽きずに見られました。


疑問なのが、バトン氏はなんでベンジャミンのことに気づいたの? あと、娘がデイジーがバレエをしていたことを知らなかったって不自然じゃない?