VOYAGE TO THE END OF THE ROOM

部屋の向こうまでの長い旅

部屋の向こうまでの長い旅

『部屋の向こうまでの長い旅』ティボール・フィッシャー〈ヴィレッジブックス〉
好きなんだか嫌いなんだかよくわからない味だった『コレクター蒐集』のティボール・フィッシャー、邦訳2冊目。

オーシャンは家から一歩も出ない生活をしている。仕事も買い物もネット、旅行さえもセットを用意して家で済ます。そんなある日、謎の手紙が届く。送り主は10年前に亡くなった友人。その謎を解くには、遠く南の島まで行かなければならない。そこで彼女がとった方法は?

あらすじは期待したんだけど、やはり、どうもオシャレさんな感じで、いけ好かない文章(笑)内容も『コレクター蒐集』と同じような、奇人たちのカタログ。
平易な文章の筈なのに、なんか長く感じるんだよなぁ(悪い意味で)
物語自体は、もっと先が見たいような、終わってくれてありがたいような……
個人的に、二律背反な作家です。