LEVIATHAN
リヴァイアサン襲来 イルミナティ 3 (イルミナティ) (集英社文庫)
- 作者: ロバート・シェイ,ロバート・A・ウィルスン,小川隆
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/07/20
- メディア: 文庫
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〈THE ILLUMINATUS!〉三部作の最終巻
イルミナティはヨーロピアン・ウッドストック・コンサートで、湖の底に隠されたナチスの部隊を復活させようとしていた。しかし、それを阻止するハグバードたち。レイフ・エリクソン号での帰還途中、最古にして、最大の知的生命体リヴァイアサンとついに接触! イルミナティの、そしてハグバードの本当の正体とは?
物語を追い切れないまま、終わってしまいました。特に、サブプロットはいつ解決したのか気づかなかったくらい。
アトランティスや超常現象は実在しているのか、それとも隠された真実と言われているだけの嘘なのか、はたまた幻覚なのか、イマイチわからない。ヨグ=ソトートとかどうなったんだ?
でも、決してそれがつまらないわけではない。
脈絡なく視点が変わっていく文章に加えて、『ホーリーマウンテン』のラストみたいなことを言い始めるし、巻末の100ページ以上もある付録も人を食ってる。物語世界の中で完結しているのか、それとも外にまで拡張しているのか? 冗談のような小説なのか、全て冗談なのか? 尻尾をくわえた蛇。
ほとんど理解できてないんだけど、付録を読む限りでは理解できないのは当然だそうで。理解できてしまったら、ほとんどの秘密結社の真理も理解できてしまうとか。
そんなわけで、わけがわからなくてもOK(笑)。
なかなか楽しめました。