DARKER THAN YOU THINK

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『エデンの黒い牙』ジャック・ウイリアムスン〈創元推理文庫F〉読了
アメリカではカルト教団聖典にもなった、幻想文学史上最も危険な傑作! だそうです。

世界各地で狼男伝説を調査してきたモンドリック博士が、ゴビ砂漠で重大な発見をしたらしい。元教え子で、新聞記者のバービーは取材に向かうが、会見の途中で博士は怪死してしまう。はたして、彼は何を見つけたのか? バービーは空港で出会った美女、エープリルに惹かれるが、彼女はどこか謎めいていて、博士の死と何か関係があるのだろうか? やがてバービーは、有史以前に人間を支配していた亜人類、そして、彼らが復活を待ち望む救世主“夜の子”の存在を知る……

60年前はセンセーショナルだったのかもしれないけど、80年代から今現在まで、漫画でさんざんこの手のネタは見てきちったから、正直言って、21世紀に読む小説じゃないかなぁ。もしくは、あと20〜30年熟成させてから読むとか(笑)
オリジナリティはこちらに軍配、だとしても、深みも全くなく、猛スピードの展開もうーん……
幻想文学史上最も危険な傑作」という惹句に期待し過ぎちゃいました。
あとがきに出てきたカルト教団騒動の方が詳しく読みたくなった。