2007年7月号

S-Fマガジン 2007年 07月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2007年 07月号 [雑誌]

今月は、『ワールドコン特集I』
ここに来て、いまだにワールドコンの参加に悩む。登録費が高くてな〜。
でも、地元での開催なんてもう一生ないだろうし、SFサイト管理人(一応)としてはやはり行きたいし、
そもそもヒューゴー賞の投票が!


翻訳作品はノミネートの中から5本
「きみのすべてを」……マイク・レズニック
 ノヴェレット部門候補作
 強盗の前に飛び出したり、自殺行為をする事件が頻発する。
 そこに居合わせた警備員は、彼らが惑星ニキータでの戦争の生き残りであると言うことを知る。
 はたして原因はなんなのか? 彼は独自に調査に向かうが……
「夜明け、夕焼け、大地の色」……マイクル・F・フリン
 ノヴェレット部門候補作
 1000人の乗客を乗せたまま、霧の中に消えた船。
 様々な人々の証言によって、それが語られていく。
「八つのエピソード」……ロバート・リード
 ショート・ストーリー部門候補作
 あまりの人気のなさに数話で打ち切られたSFドラマ。
 しかし、DVD化されてからカルト的な人気に。
 その理由は?
「同類」……ブルース・マカリスター
 ショート・ストーリー部門候補作
 異星人の暗殺者を見つけ、依頼する少年。
 妹を殺そうとしている男がいるというのだ。
 暗殺者は少年の言動に、何か不可解なものを感じる……
「見果てぬ夢」……ティム・プラット
 ショート・ストーリー部門候補作
 映画好きのピート。
 ある日、近所に見たこともないビデオ屋を発見。
 あったのは、これまた自分の知らない映画ばかり。
 そこは、あり得たかもしれない映画が撮られたパラレルワールドビデオ屋だったのだ!


今のところ、ノヴェレット部門は「夜明け、夕焼け、大地の色」の方が好きだなぁ。
 ショート・ストーリー部門は、趣味的には「八つのエピソード」で、「見果てぬ夢」はプラットの以前の短編が好きなんだけど、SFとしては「同類」かしら? 来月を読んでから考えます。


「ゼロ年代の想像力」宇野常寛さんの新連載
エヴァ以降の00年代のオタクカルチャー論。楽しみです。
現代のオタクとしては、エヴァがリアルタイムだったのは、
今思うとなかなかいい体験でした。


「大森望のSF観光局」
最近のSF関連イベントの話


「デッド・フューチャーReMix」は、『ゾンビ』『地球最後の男』『マッドマックス』『北斗の拳


「SF挿絵画家の系譜」は、金森 達(後篇)


「サはサイエンスのサ」は、前回からの続きでマイノリティ、自閉圏の話。


「センス・オブ・リアリティ」は、過去・未来の植物。


「MAGAZINE REVIEW」は〈アナログ〉誌
"Numerous Citations" E・マーク・ミッチェル
"The Face of Hate"スティーヴン・L・バーンズ
"If Only We Knew"ジェリイ・オルション
"Truks"エイミー・ベクテル
が面白そうだった。


「SF BOOK SCENE」は、ワールドコンノミネート作品紹介。


「乱視読者のSF短篇講座」は、ハインライン「輪廻の蛇」


今月のてれぽーと欄が面白い。
来月が楽しみだな〜