MIRRORMASK

『ミラーマスク』鑑賞
デイヴ・マッキーン監督、ニール・ゲイマン脚本の日本未公開映画。
この二人の名前だけで、多少は見に行く人いたと思うんだけどなぁ。

サーカス団の娘、ヘレナは普通の生活が送りたいと思っている少女。
ある夜、不思議な世界で目が覚める。
そこは白の女王が眠り続けているため、闇とのバランスが崩れ、崩壊しようとしている世界だった。
どうやら、ヘレナそっくりの闇の王女が何かを奪ったらしい。
それを見つけなければ女王は目覚めず、さらにヘレナも元の世界に戻れないらしい。
彼女は探索の旅に出る……

なんとも不思議なテイストの映画。
大筋はわかるんだけど細かいところは意味不明、にもかかわらず、その細部に出てくる描写は細かい、という夢を見ているような作品でした。わけのわからなさはゲームの『サイレントヒル』っぽいかも(恐くないけど)
マッキーンの絵がそのまま動いてるって言うだけでも必見でしょう。
ゴッド・ディーバ [DVD]』と映像の質感は似てるんだけど、あちらよりも、作者の味はよりよく出ていると思う。
ポッシュにも出てきそうなクリーチャーがなかなかイイです。ファンタジーはCGよりも人形アニメーションの方が相応しいと思ってるんだけど、マッキーンのコラージュを動かすから、今回はCGの方が合ってるかな。
お気に入りキャラは、図書館のペーパーバック、大臣のオーケストラボックス、警察官(?)かな。
それにしても、日本で紹介されるゲイマン作品は裏っ側の世界に行っちゃうのばかり*1だな(笑)


特典に、二人のインタビューが入ってるんだけど、マッキーンはイメージが違う。いってる内容もまともだし(笑)、あさりよしとおに似てる。


この二人のコンビでオススメは、なんと言っても、絵本の『The Day I Swapped My Dad for Two Goldfish』と『The Wolves in the Walls』。
クリスマスプレゼントにどうぞ〜(笑)