CORALINE

コララインとボタンの魔女

コララインとボタンの魔女

コララインとボタンの魔女ニール・ゲイマン角川書店〉読了


古い家に引っ越してきたコラライン。
ある日、向こう側には別に何もないというドアを開けると、
そこにはもう一つの自分の家があり、ボタンの目をしたもう一人のママがいた。
ここで一緒に暮らそうという彼女から逃げ帰るが、そこにはもう両親はいなかった。
両親を助け出すため、再び、コララインはドアを開ける……


やはり、ゲイマンの『The Wolves in the Walls』とちょっと似てるかな?
海外の作品には、壁の中とか、壁の向こうに何かがいる、ていう話が多いけど、なんでだろ? 
日本ではあまり聞かないね。


原著は、デイヴ・マッキーンが挿絵を描いてるんだけど、これはそのままにしてほしかったなぁ。
日本版は、本当に普通の児童書絵で、かなり雰囲気を落としている。
あのコラージュと渾然一体となって、ドアの向こうに広がる悪夢的な世界を創り出しいてる作品だと思うんだけどなぁ。
どうせ、子供に、わざわざニール・ゲイマンの児童書を買う親なんてそんなにいないんだから(笑)、
そういうところで媚びないでほしい。


ちなみに、原著はこんな表紙
Coraline

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