駿河城御前試合
- 作者: 南條範夫
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1993/10
- メディア: 文庫
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ご存知『シグルイ』の原作本。
全11試合を描いた11作の短編集。
「小説のヴィジュアルに漫画が勝つことができるのか!? 否、出来る、出来るのだ!!」
って感じ。
漫画はいまだに第1試合が始まる気配も見せないけど、
登場キャラとあらすじ自体は一緒なんだけど、
よく30ページくらいの短編を、あんなに膨らませたなぁ、と関心しっぱなし。
しかも、膨らませた部分が自然なんだよね。
ちなみに、虎眼先生はシグルイ語も喋ってくれないし、指も5本です。
ただ、原作読むと、全試合は漫画化しないような気がするんだよなぁ。
兜割りの舟木道場は第4試合の話だし、
美形で女たらしで天才って言う伊良子タイプのキャラは何人も出てくるし。
個人的には、第二試合のマゾ剣士vs.女性剣士が、山口絵で是非読みたい!
これさえ描いてくれれば、あとはいいや。
一試合、二試合目が際立ってて、他はわりと普通の達人。
あとは第四試合のガマ剣法くらいかな。
垂れ糸の構えとか好きなんだけど、これを変態チックに膨らませた図が思い浮かばない(笑)