やっと捜査ファイル・ミステリー・シリーズが揃った。
このシリーズ、中央公論社から出ていたもので全四冊。
・『マイアミ沖殺人事件』
・『誰がロバート・プレンティスを殺したか』
・『マリンゼー島連続殺人事件』
・『手掛りはここにあり』
見て分かるように、ミステリなんだけど、文字どおり、証拠品が添付されている。
メモや写真、切符なんてのは当たり前で、新聞、繊維、マッチ、最終巻は行きすぎて(笑)薬莢。本が痛んでるっちゅうねん。
犯人は袋とじになっていて、その証拠品から推理したまえ、という作り。
まー、パラグラフのないゲームブックみたいなものだね。
二見書房の『シャーロック・ホームズ』に似てるかな。


海外ではこういう付録つきミステリ小説はけっこうあるみたいで、シャーロック・ホームズの『まだらの紐』なんかもあるとか。
日本だと和久峻三の『雨月荘殺人事件』かな。他にもなんかあったっけな


読みたいところだけど、『手掛りはここにあり』の袋とじが未開封
切るのもったいないな……(書痴ですから)


探書するときは、付属品の欠けに注意。
『マイアミ沖殺人事件』は文庫でも出てるけど、証拠品が全部写真だから面白くないんだよねぇ。


氷川書店(ネット)にて
・『手掛りはここにあり』デニス・ホイートリー〈中央公論社〉\3500