「卿は味方の血を一滴も流さずにアレキサンドリア港を守ることができると思うか?」
プロシア軍人が言ったに違いない。


『アンビリーバボー』は先週から2週に渡って、手品でナチスと戦ったマスケリンのエピソードを放映。
なんか、名前は聞き覚えがあったんだけど、今読んでる本にも度々名前が出てきて、
手品師としてはフーディーニと並ぶ程の有名人みたい。


手品師として名を馳せていたマスケリンは、ナチとの戦いに自分の技術を生かそうと入隊する。しかし、すでに38歳で、軍部も他の兵士の気を紛らわせる程度にしか考えておらず、前線に送ってもらえない。ある日、長官が視察に来たのをチャンスとし、その目の前で武器庫を消したと言われる。それで彼の意見が採用され、取り敢えずカモフラージュ専門の部隊が設立される。だが、彼が集めた兵士は、密造酒を作るような元化学者、元漫画家、元大道具、元ステンドグラス職人、など、軍のお荷物ばかり。まず彼らに与えられたのは、アレキンドリア港を守れと言うもの。ハリボテの港を作ることによって見事任務を果たし、正式な部隊として認められる。次に与えられたのは、100台の戦車を100キロ離れた場所まで、遠くからでも近くからでもナチにばれることなく運べと言うもの。それも完遂し、ついに、スエズ運河を守る最後の任務が!


この最後の任務は2046年まで、イギリス軍の機密だそうだ。
魔術師とも呼ばれていたらしく、ヤン提督の呼び名はここから?