書痴の祭

毎年恒例の『ブックフェア』に行ってきた。
いつも特に目的があるわけじゃないんだけど、今年は河出と国書刊行会と英語の辞書を安く買うのが狙い。


今年は大日本絵画とかミキハウスなんかが来てなくて、ちょっと面子が違ってたかな。
講談社はいつも翻訳漫画が置いてあるんだけど、今年はなかった。残念。
ソニーはかなり安くファンタジーなんかを売ってた。
『紙葉の家』はもらっちゃったし、『サーズデイ・ネクスト』は新刊で買ったからなぁ。
それと、年々デジタルのフロアは広がってる。
読書端末を見てこようと思ったら、忘れましたわ。


さて、河出はいつも入口のすぐ横が定位置。
大手は基本的に新創刊とかない限り、ただ大きいブースを広げてるだけ。しかし、河出は違う。本気というか、やる気満々(笑)一年の売上げの何割かはここで売るんじゃないかという勢い。ラファティの『地球礁』を狙ってたんだけど、残念ながらなかった。せっかくなので、幻の復刊『柔らかい月』を購入。相方はゴーリーをまとめて買って、売上に貢献。


国書刊行会ブースも毎年盛況。
ここは幻想系の大判本を多く出していて、それが2割引ということで、かなりお買い得。狙いはステープルドンの『最後にして最初の人類』。本来なら、レム・コレクションが並んでいるのを期待してたんだけど、未だに刊行されてないからなぁ。ついでに、アーカムハウス叢書の持ってないのを2冊。


で、辞書。
今までのイメージだと、辞書は結構ある感じだったんだけど、いざ探すとそれほど出てない。
で、研究社が来てました。
今までの人生でこれほど、辞書を真剣に選んだことがあったであろうか(いや、ない)
スラング辞典を買おうと思ってたんだけど、『リーダーズ・プラス』という、リーダーズが本編なら外伝のような、トリビアのような、スラングとか人名ばかりが載った辞書があったのでそれを購入。いずれは、リーダーズも買うか。


相方はその電子辞書版を買ったんだけど、これがかなり遊べる。
電車乗り過ごしちゃうくらい。
ジャンプ機能はかなり使えるなぁ。
Batmanを引くと長々と説明が出てきて、その中のBatcaveを選んでジャンプすると、スラングで肛門と言う意味。転じてホモを表すそうだ。それも含めて、バットマンとロビンのホモネタがあるのね。
勉強になります(笑)
グリーン・ランタンまで載ってるんだもんなぁ。


目当てのもの以外は特になかったけど、辞書はかなりの収穫。


新刊屋にて
・『SFマガジン』6月号(早川書房
・『るくるく(3)』あさりよしとお講談社アフタヌーンKC)
・『どうにかなる日々(2)』志村貴子太田出版
・『ラブロマ(2)』とよ田みのる講談社アフタヌーンKC)
・『ふたつのスピカ(6)』柳沼 行(メディアファクトリー
ブックフェアにて
・『柔らかい月』イタロ・カルヴィーノ河出文庫)20%OFF
・『呪われし地』クラーク・アシュトン・スミス国書刊行会)20%OFF
・『最後にして最初の人類』オラフ・ステープルドン国書刊行会)20%OFF
・『淋しい場所』オーガスト・ダーレス国書刊行会)20%OFF
・『リーダーズ・プラス』英語辞書(研究社)20%OFF
ブックオフ港北茅ヶ崎店にて
・『氷のスフィンクスジュール・ヴェルヌ集英社文庫)\100