渚にて……

トンデモ兵器好きで知らぬ者はいない(と思う)パンジャドラムという兵器がある。
2次大戦中にイギリスが開発実験していたもので、
わかりやすく言うと、車輪の円周に沿ってロケットをつけて、それを転がすという、
威力はともかくインパクトは絶大な、モンティみたいな兵器。
画像が見つからないのが残念……


あまりに不安定で、イギリスの渚で見物しているギャラリーにさえ、不安がよぎったとか。
動く爆弾としては、ドイツのゴリアテの方がフォルムも機能も上回ってるかな。
名前だけは負けたけど。
まぁ、我らがポルシェ博士なら、さらにガメラみたいにそのまま飛ぶところまで考えてたはずだから、
イギリスは詰めが一歩甘いと言わざるを得ない(笑)


さて、本題。
ミリヲタの友人よりもたらされた情報なんだけど、なんでも、このパンジャドラムの発案者はネヴィル・シュートだとか!
確かにシュートは、戦時中、海軍の機密にかかわっていたとか。
ただ、本当なのかなぁ。
ここでも、さらっと流されてるだけだし。
あまり触れられたくない過去?(笑)
詳細をご存知の方いましたら、一報を!


ミリとSFつながりついでに、同じく二次大戦中、アメリカ海軍でフィラデルフィア実験というのが行われた。
今で言う、ステルス効果みたいな実験かな。
詳細は『フィラデルフィア・エクスペリメント』という映画で詳しく(笑)描かれているのでそちらを。


数年前、この実験にアシモフハインラインらがかかわっていた、て話を小耳に挟んだ。
確かに、アシモフハインライン、それからディ・キャンプなどは同時期に海軍工廠に勤務してたんだけどね。
こんなSF臭い実験に、SF作家がかかわっているなんてSFみたいな話が事実なのだろうか?


確証はないけど、
2000年に発表された『Green Fire』(アイリーン・ガン&パット・マーフィ&マイケル・スワンウィック)という作品が、
この三人がフィラデルフィア実験に巻き込まれて、活躍するという内容。
たぶん、これが発信源の軍事都市伝説じゃないかなぁ。


ところで、パンジャドラムってどこで切るの?
パンジャ・ドラム?
パンジャド・ラム?