読書感想書籍編。

今年の日記に出てきた本のタイトル。

・『誰の死体?』……ドロシー・L・セイヤーズ創元推理文庫
・『ピーター卿の事件簿』……ドロシー・L・セイヤーズ創元推理文庫
・『マッキントッシュ物語』……スティーヴン・レビー(翔泳社
・『呪いのデュマ倶楽部』……アルトゥーロ・ペレス・レベルテ(集英社文庫
・『愛書家の年輪』……高宮利行(図書出版社)
・『書物の話』……ニコライ・イミノルフ=ソコリスキイ(図書出版社)
・『魔女の鉄槌』……ジェーン・S・ヒッチコック(角川文庫)
・『宇宙へのパスポート』……笹本祐一朝日ソノラマ
・『不死鳥の剣』……中村 融・編(河出文庫
・『書物と愛書家』……アンドリュー・ラング(図書出版社)
・『きみの血を』……シオドア・スタージョン(ハヤカワNV)
・『異形の愛』……キャサリン・ダン(ペヨトル工房
・『驚異の発明家の形見函』……アレン・カーズワイル(東京創元社
・『魔法がいっぱい』……ダイアナ・ウィン・ジョーンズ徳間書店
・『壜の中の手記』……ジェラルド・カーシュ晶文社
・『昏き目の暗殺者』……マーガレット・アトウッド早川書房
・『SFミステリ傑作選』…………風見潤・編(講談社文庫)
・『黒い時計の旅』……スティーヴン・エリクソン(福武文庫)
・『未読王購書日記』……未読王本の雑誌社
・『キングとジョーカー』……ピーター・ディキンスン(サンリオSF)
・『陰摩羅鬼の瑕』……京極夏彦講談社
・『サラマンダー無限の書』……トマス・ウォートン早川書房
・『グリフィンの年』……ダイアナ・ウィン・ジョーンズ創元推理文庫F)
・『海を失った男』……シオドア・スタージョン晶文社
・『文学刑事サーズデイ・ネクスト1 ジェイン・エアを探せ!』……ジャスパー・フォードソニー・マガジンズ
・『本の美術誌』……中川素子(工作舎
・『ビロードの悪魔』……ジョン・ディクスン・カー(ハヤカワHM)
・『キッチュワールド案内』……唐沢俊一早川書房
・『宿命の囁き』……マーセデス・ラッキー創元推理文庫
・『夜更けのエントロピー』……ダン・シモンズ河出書房新社
・『The Day I Swapped My Dad for 2 Goldfish』……Neil Gaiman&Dave McKean(White Wolf Pub)
・『TOP 10』……Alan Moore, Gene Ha, Zander Cannon(DC COMICS)
・『League of Extraordinary Gentlemen』……Alan Moore, Kevin O'neill

今年の傾向。
自転車通勤になって、読む本がかなり減る。
読了じゃないけど、『爆発した切符』『ノヴァ急報』『浴槽で発見された手紙』のおかげで、サンリオコンプに数歩近づく。


相変わらず洋物ばっか。日本人の小説は京極堂の新作のみ。
でも、『陰摩羅鬼の瑕』はシリーズ中でもかなり好きな作品。


去年から引き続き、古本ヲタクものを読んでるね。
古本小説として『呪いのデュマ倶楽部』非常に面白かった。
未読の方は是非オススメ。
『サラマンダー無限の書』は期待していただけに、イマイチ。


それから、新しめのSFを読むようにしたのが今年の特色かな。
なぜか、今年はスタージョンがけっこう出て、みんな買ってるもんな。
出たのは去年だけど、カーシュにはやられた。
河出が色々とけっこう出してくれた年でもあったな。


以前から読もうと思っていた『ビロードの悪魔』と『異形の愛』を読了。
特に『異形の愛』は非常に強烈。オススメしない。
反対に、『薔薇の名前』は今年も読まず……


洋書は絵本とアメコミ。
全て、非常に面白かった。
中でも『The Day I Swapped My Dad for 2 Goldfish』はオススメ。


さて、去年は『暗号化』『ハッカーズ』という素晴らしい本に出会えたが、今年のベストはそれに匹敵するのか!?
ダカダガダカダカダカダカ……ザン!
文学刑事サーズデイ・ネクスト1 ジェイン・エアを探せ!』!!!
最っ高に面白かった。ここ数年に読んだ小説ではベスト。
まるで漫画を読むように夢中になれるのに、けっしてライトノベルのように軽いわけでなく、情報量は濃密。
作者の遊びも効いてるし、非常に楽しい小説だった。来年2巻の翻訳出ないかなぁ。
オススメ!