恥ずかしいけどやっぱり聞きたい

『恥ずかしいけどやっぱり聞きたい』セシル・アダムズ(ハヤカワNF)読了。
セシルおじさんシリーズ第3巻。
なんで、ここに来て題名変えたんだ? 「そんなこと誰に聞けばいいの?」3巻でいいじゃん。
というより、最初から『ストレート・ドープ』(原題)で出せばよかったのにな。


さて、今回面白かったのはスパムの話。
スパムメールと言えば、今ではジャンクメールのことだけど、その語源はスパムという豚肉の缶詰のこと。
そんな語源になるとおり、現在のアメリカでもスパムはまずいものの代名詞的扱い。
家庭の核シェルターの物置にほこりをかぶっているようなイメージらしい。
けれども、かなり味を変えたらしく、セシルおじさんもけっこう食べられると言っている。
沖縄土産はおかしかったわけじゃなかったのね。 で、そのスパムのさらに語源は「スパイスしたハム」の略だそうだ。
知ってた?
あと、南太平洋でスパムが売れているのは、人肉に似ているから、という噂の真実は……?


他に面白かったのは、50年間男として生きていた女性ジャズ歌手の話。
メールの質問が多くなっていて、質問者の住所がボルチモアじゃなくなってるのが残念。