推理小説に見る古書趣味

推理小説に見る古書趣味 (ビブリオフィル叢書)

『推理小説に見る古書趣味』長谷部史親（図書出版社）読了。


これはオススメ。
その題名のとおり、古本がネタになった推理小説や、古本屋のシーンが出てくる作品などについて書かれたエッセイ集。
これに紹介されてる作品はみんな読みたくなる。
そんなわけでこれからはミステリ系かな（半分本気）


第2章の冒頭にある文章には感動を覚えた。
要約を書くと
『古書コレクターというのは他人が欲しがっている本を手元に置きたくなりがちである。
自分の本の探索途中に、他人が必死になって探している本を知ると、欲しくもないのに先回りして手に入れようとする』
俺だけじゃなかったのか……（笑）


古本ヲタクはぜひオススメ。
ただ、難点はあまり売ってないのと、すぐ読み終わっちゃうことかな。