CETAGANDA

[rakuten:book:11004173:detail]
『天空の遺産』ロイス・マクマスター・ビジョルド(創元SF)読了。


えらく久々のマイルズ。
やっぱ、マイルズはいいなー。1年に1冊でいいから、どんどん訳してよ。
次は年代通りに『アトスのイーサン』か、それともいきなり飛んで『シヴィル・キャンペイン』でもいいかも。
とにかく出して。


ジャンルとしてはミリSFなんだろうけど、今回は戦闘シーンはなし。
マイルズがいつものように厄介ごとに首を突っ込み、
ライバルであるセタガンダ帝国の政争に巻き込まれてしまい、
それを治めようと活躍する!という感じ。


そして、今回は今までちょい役だった、従兄弟のイワンが準主役級。
いつもマイルズに振り回されるイワンがいい(笑)
障害を持った体にコンプレックスを持ち、しかし、時にはそれを利用し、
知恵を巡らせ、自分の境遇を受け入れ、常に前向きに考えている軍人の主人公と言うのは、
やはり海外のSFと言う感じで、さらに女性作家の作品だなぁと思う。


早く続きが読みたい。それにしても、『天空の遺産』っていう題名はなんかなー。
原題通り『セタガンダ』でいいのに。