『ワイルド・カード』のオープニングみてぇ……と書いたら、不謹慎か。
しかし、フィクションじゃ慣れっこの光景だったけど、まさか、それが現実に起こるとは。


朝は台風、夜はテロ。


車でブックオフに向かう途中、ラジオで第一報。
貿易センタービルに飛行機が突っ込むというニュース。
珍しい事故もあるもんだと、オフを物色して、再び車のエンジンをかけると同時に、ラジオが流れ、ペンタゴンでも爆発。
テロの模様と変化。
時同じくして、携帯に臨時ニュースと、友人2人から「ニュース見てる?」のメール。
急いで帰宅。


一回目の爆発の目撃者へのインタビューしている最中に、
同じ画面の上方で飛行機がビルに突っ込んでいるシュールすぎる映像も、
ビルが崩れる映像も、
『ID4』のように煙と瓦礫が通りを突き進んでくる映像もどれもが現実離れしている。
スクランブルやら、警戒態勢Dやら、通信網の管制やら、
知ってはいたけど本当にこの目で見ることになるとは思わなかった。


ハイジャックは、今じゃ古臭くて、コストパフォーマンスの悪い戦術だから、「世界の警察」も重視してなかったんだろうな。
それがこんな使い方をするとは。
「世界の警察」ということは、「世界の敵」になりうるわけで、その心構えが意外に付いてなかったのかもしれない。
いや、むしろ、自分たちは絶対に攻められるはずがないと高をくくっていたのだろう。
それはペンタゴンからも見て取れる。
世界の諜報戦の主役であり、機密と危機管理の塊だと思われていたペンタゴンが、
ああも簡単に攻撃を許し、しかもその火災をなかなか消せないとはね。
あれなら、ホワイトハウス自由の女神も危ないんじゃないの?


いや、テロリストを応援なんかするつもりは毛頭ない。
これを組織した人間だって、テロリズムで歴史が変えられるなんて思ってないだろうに。
小泉が夜中に記者会見開いて、声明出せばよかったのによ。
結局日本の首相か。


ダイ・ハード3』はテレビ放送中止。
今だからこそやれよ! と思うけど、舞台も舞台だし、やっぱまずいか。


ともかく亡くなられた方のご冥福を祈る。


ブッシュが戦争起こしそうでやだなー。