私的プー論

いや、プー太郎についてのことじゃなくて、クマのプーさんについて。
確かにプーの時代もあったけどさ。


最近、プーさんの姿があちこちで見られる。
あの、笑顔とのんびりした雰囲気がいいのだろう。
……いやいや、違う違う! みんな騙されてる!


奴のは笑顔じゃない、あれは白痴の笑みだ。それをかわいいと勘違いしてるんだ。
あの蜂蜜の食べ方を見よ。あれがまともな奴のすることか? 全ての行動原理は蜂蜜。
どんな状況でも、状況に陥っても、意に介さない。
あれはのんびり屋なんじゃない、周りを理解できていないだけなのだ。
事件が起きても、ちょっと過ぎればすっかり忘れて幸せそう。
要するに『アルジャーノンに花束を』のチャーリイ・ゴードンだ。
まっ、そこが好きなんだけどね。


そんなわけで、かわいいだけの人形はいらない。
あの白痴さが表現されてないと買う気がしない。
それにしても、あの絵本には躁病も鬱病も揃ってるもんなー。