FRAMESHIFT

フレームシフト (ハヤカワ文庫SF)

フレームシフト (ハヤカワ文庫SF)

うーん、ソウヤー面白いなー。
今回はかなりSF色が薄く、ミステリー寄り。
とは言っても、『ゴールデンフリース』も『ターミナル・エクスペリメント』もSFミステリーだから、特に不思議はないか。


これもやはりいつもどおり盛り沢山。
テレパス、ナチ戦犯狩り、ネアンデルタール人の遺伝子、遺伝病患者の殺人事件、人類の進化……。
ソウヤーの作品は、『次どうなるんだろう』的なはらはら感は少ないけれど、
だれることなく、飽きさせないんだよな。
DNAの説明はかなりすっとばしたけど(笑)
これだけのネタが詰まってるから、だれそうになると次の話題、って感じなのかな。
でも、その反面、もうちょいこれについて書いて欲しいなー、ということもある。
それでも、ソウヤーはオススメ。


解説にもあったけど、ナチと遺伝子、とくれば、やはり『ブラジルから来た子供たち』。
映画も面白かったけど、やはり原作の方がラストが強烈。これまたオススメ。


今日、やっとネザーランド・ドワーフが当たる。
こいつが全っ然かわいくない。オヤジ顔なんだよな。